第10回広島児童青年精神医学研究会

日時 ; 2011年10 月8 日(土)13時30分 ~ 9日(日)13時
場所 ; 広島県立障害者療育支援センター管理棟

 

今年度も東広島市にて合宿形式の研究会を行うことができました。

今回もワークショップとふたつの症例検討会では当研究会顧問の松田文雄先生に全面的にスーパーバイズをいただき,さらに松田先生には特別講演でとても貴重なお話も聞かせていただきました。

 

【1日目】

症例検討会(1)

症例発表:白尾直子先生(広島県立総合精神保健福祉センター)

 


特別講演「今,伝えたいこと」
翠星会松田病院 院長 松田文雄先生

懇親会

【2日目】
ワークショップ
「発達検査体験」

担当:井上雅美先生,梶梅あい子先生(広島大学病院小児科)


症例検討会(2)
症例発表:洲濱裕典先生(広島県立障害者療育支援センター わかば療育園 小児科)

総括

 

特別講演の様子:患者さんやクライアントさんと出会うとはどういうことか…とても基本的だけど忘れてしまいがちな大切なポイントを網羅してお話しいただきました。すべての参加者が感想や質問などを自由に発言し,各自がそれぞれに理解を深めることができました。

 

懇親会の一場面:いよいよ飲み会の始まり!というときに,突然の折り紙教室が始まりました。講師はもちろん松田先生。講演と同じくらい(?)真剣に先生の説明に聞き入る参加者たち。作っているのは箸置きです。

発達検査体験:日頃患者さんやクライアントさんに受けていただく機会の多い発達検査に自分たちも挑戦してみよう,という企画です。かなり答えるのが難しい設問もあり,四苦八苦。そして何より「せっかく答えたからには正解が知りたいのに,ちっとも教えてもらえないまま次々進んでいく」ということのストレスを痛感する機会となりました。

症例検討2の光景:あるひとつの症例の経過を,それぞれが「もしも自分がこの子と関わるなら…」などと考えながら聞き入りました。普段はお互いに違う現場に属しているので,同じ症例の話を聞いてもひとりひとりが感じることはバラエティに富んでいます。それをお互いに共有し合うこともとても有意義に感じられました。

 

参加してくださったみなさん,ケースやワークショップを準備してくださった先生方,そして全プログラムを通じて私たちにさまざまな教えをいただいた松田先生,どうもありがとうございました。

 

来年も合宿を行う予定です。興味のある先生方の新たなご参加をお待ちしております♪